大石順教尼は、昭和初期に八尾市内高安地区の山畑(やまたけ)に住んでおられ、俊徳丸伝説で知られた同地区で観音堂(今はない)で仏門に入り修行されたそうです。
この地区は前回(2023年2月10日)の講座で、八尾市観光ボランティアガイドの会の方々にスライドによる説明をしていただいた場所です。
ということで今回は「八尾にゆかりのある人物伝」として、大石順教尼についての講座が持たれることになりました。
八尾にゆかりのある人物シリーズの一つとして、大石順教尼のお話を孫である大石晶教氏が語ってくださいました。
まず、順教尼の生きざまなどを、本人(順教尼)の語りと共に動画で約25分間見させていただき、そのあとでお孫さんのお話を伺いました。
壮絶な経験をされたのちに、京都山科にて身体障がい者の自立教育と仏道を志し、彼らの社会復帰に力を注いだ。
お孫さんである晶教先生は、幼年時から18歳までを順教尼と生活を共にしており、その生きざまに間近に接し、「心が歩けないことはない」「心の障がい者にならない」「障がいがあっても自立しなさい」と人々に説くのを、肌で感じたそうです。
晶教先生は現在も勸修寺境内内で、順教尼の遺志を継いで身障者のための施設の運営にあたっていらっしゃいます。
上に掲載した作品はすべて順教尼が自ら手掛けたものであり、絵画・習字など幅広い分野にわたっています。
京都山科勸修寺境内に「身障者いこいの家」 可笑庵・無心庵が運営されています。
順教尼は、
仙台で親カナリヤが子供にくちばしで餌を与えることを見たときに、カナリヤがすべてのことを口で用事を足していることを見て、自分も口を使おうと思い、口を使って字を書くことをしよう、そのためにはまず勉強だと一心不乱に筆を動かし努力したという逸話を講演で話されています。
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